水質お役立ち情報

  • 2023.07.06
    「貯水槽」と「受水槽」とは?

    貯水槽とは、水を貯めておく設備や施設の総称になります。

    建物の1階部分や地下に設置されている事が多いです。

    一般家庭の場合はそれほど使用する水の量が多くないため、水道局が設置した配水管から直接水道の蛇口に水を運べますが、一度に多くの水を使う施設や建物では配水管からの給水だけでは足りない為、貯水槽に一度、大量の水を貯めておいてから必要な場所へと水を送る仕組みが必要になります。

     

    受水槽とは、貯水槽に一種で水道水を貯めておく施設になります。

    主に3階建以上のビルやマンションなど多くの水を使用する施設や建物に設置されています。

     

    貯水槽水道とは、ビル・マンションのような3階建以上の建物や一度に大量の水を使用するところで、一度受水槽に水を貯めてから利用する「受水槽式給水」が採用されており、この方式の水道施設のことを言います。

    貯水槽水道は受水槽の有効容量が10m3を超える簡易専用水道と10m3以下の小規模貯水槽水道に分類されます。

     

    水道事業者は「直結式給水」では蛇口から出る水まで、「貯水槽水道」では受水槽に入るまでの水質の責任を負っています。

    「貯水槽水道」の場合は、受水槽から蛇口までの管理は施設の設置者が責任をもって行わなければなりません。

     

    (文責:長束 要祐
ご質問・ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。